摘要ノート「資本論Ⅱ」(32)
第三編 社会的総資本の再生産と流通
第二十章 単純再生産
第三節 両部門の転換 I(v+m)対Ⅱc
単純再生産では、商品資本Ⅰのうちの価値額 v+m は…部門Ⅱの総商品生産物中の…不変資本Ⅱcに等しくなければならないということ、すなわち、Ⅰ(v+m)=Ⅱc でなければならないということがそれである。
(不破)
単純再生産の過程が順調に進行するためには、部門Ⅰと部門Ⅱのあいだに、この等式に表現される関係が成り立つことが不可欠の条件となる。この均衡が破られれば、再生産過程の攪乱が起こる。
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