摘要ノート「資本論Ⅱ」(20)

第二篇 資本の回転

第十三章 生産期間

生産期間とその一部分でしかない労働期間との不一致が農業と農村の副業との結合の自然的基礎をなしているということ、他方、この副業がまた、最初はまず商人として入り込んでくる資本家にとっての手がかりになるということである。その後、資本主義的生産が工業と農業との分離を完成するようになると、ますます農村労働者はただ偶然的でしかない副業にたよることとなり、こうして農村労働者の状態はますます悪くなってくる。資本にとってはとっては、あとで見るように、回転の相違はすべて平均される。労働者にとってはそうはならない。

before 目次 next