また、 として、
<Jordan 細胞>
Jordan 細胞をもう少し詳しく見てみよう。
Jordan 細胞 は、いま、
というように, スカラー行列 と「見やすい形」のベキ零行列 の和の形に表わすことができる。
それでは、ベキ零行列が、どうして「見やすい形」のベキ零行列 の形に表わされるのだろうか。
というように, スカラー行列 と「見やすい形」のベキ零行列 の和の形に表わすことができる。
いま、 n 次の正方行列 A が n 次のベキ零行列であるとすると、
とすると、 は正則行列で逆行列が存在する。
いま、とすると、 は正則行列で逆行列が存在する。
したがって、
したがって、
したがって、
さらに、同様の作業を繰り返すと、第 n 列目は、
P -1 A P ·
e n
=
P -1 A · P
e n
=
P -1 A ·
e
=
P -1 ·
A e
ところで、
P e n -1 =
A e
両辺に、左から P -1 を掛けると
P -1 P e n -1
=
P -1 A e
e n -1 =
P -1 A e
したがって、P -1 A P の第 n 列目は、e n -1 となることが分かる。
すなわち、したがって、
したがって、
「ベキ零行列」のJordan 標準形
n 次の正方行列 A が「ベキ零行列」であるとすると、行列 A は、Jordan 細胞を用いてただし、
いま、
そこで、
とすると、
したがって、
以下では、
このとき、もしも、
となれば、次の関係を得る。
となることを確認しよう。
考え方は、
A-不変部分空間 U で、 U ∩ W = ⁡{ 0 ⁡} となるもののうち、次元が最大のものを取る。
C n
⊋ U + W
,
U ∩ W = ⁡{ 0 ⁡}
と仮定する。すると、
α ∉ U + W
α ∈ C n
が存在することになる。ところで、
A k = O
より
A k α = O
∈ U + W
すると、はじめて U + W に入るような、
A l -1 α
∉ U + W
A l α
∈ U + W
条件を満たす l 2 ≤ l ≤ k が存在する。
A l α
⏟
∈ U + W
=
u
⏟
∈ U
+
∑
i = 0
k -1
c i
A i
e
⏟
∈ W
… (5)
(5)式の両辺に A k -1
を左からかけると、左辺は
A k -1
A l α
=
A l -1
A k α
= 0
右辺は、
=
A k -1 u
+
c 0 A k -1
e
したがって、
- A k -1 u
⏟
∈ U
=
c 0 A k -1
e
⏟
∈ W
… (6)
また、
U ∩ W = ⁡{ 0 ⁡}
より、(6)式の値は 0 である。
ゆえに、 c 0 = 0
そこで、 c 0 = 0
に注意すると、(5)式は
u =
A l α
-
∑
i = 1
k -1
c i
A i
e
=
A
A l -1
α
-
∑
i = 1
k -1
c i
A i -1
e
ここで、
b :=
A l -1
α
⏟
∉ U + W
-
∑
i = 1
k -1
c i
A i -1
e
⏟
∈ W
とおくと、
b ∉ U + W
かつ、
A b ∈ U
いま、